え~、少し前に予告していました、ウナギのグルメ記事ですが、
本日発売のSANKEI EXPRESSに無事に掲載となりました。

グルメ記事の取材って、基本的に食べながら作ってくれた人の話しを聞くわけです。
だから、手に箸を持ったりペンを持ったりと忙しくて。
話を聞きながら、口の中で起こっている感覚を表現するにはどうしたらいいかと、2つのことをいっぺんにやる。
けっこう大変です。

これは別の店で食べているときの写真。
すごい勢いで喰っている相手は某社の女性記者。
車に乗らないからって昼間からビールかよ…。
兎に角、グルメ記事にふさわしいように、
ちょっとしたうんちくや情報を織り交ぜながら書いてみました。
食べたときの表現、大げさに見えるかもですが、
決して誇張でも、後からテキトーに書いたものでもありません!
一口食べるごとにノートに書き付けていったメモを基に書いたものです!
食べながらメモとはあまり美しい姿ではなかったかもですが、
原稿のために恥を捨ててやりました!
それと、このデカ写真とチビ写真…。
実は料理そのものの写真がデカ写真に採用されると思っていた(前はそうだった)ため、
この料理の写真を何十枚も撮影した中から自信あるショットを選んだのです。

逆に、ウナギの調理の写真は、「どうせ小さいんだから…」と、
実は5、6枚しか撮ってなくて、
その中で「これでいいや~」と選んだもの。
ま、合格の水準だとは思いますが…。

気合いの入れ方が違う写真だったので、
ゲラをみたときはひっくり返りそうになってました。
ぜひ、この坂東太郎をめしあがりに浦和にきてください。
【食を楽しむ】さいたま・浦和「満寿家」 ウナギの「霜降り」 坂東太郎
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JR浦和駅西口を出ると、かわいらしい二頭身の石像が目に飛び込んでくる。
アンパンマンの作者、やなせたかしさんがウナギをモチーフに創ったキャラクター「浦和うなこちゃん」だ。
旧浦和市が旧大宮市などと合併し、さいたま市と名を変えて10年がたつが、
今も昔も「浦和のう」は「うなぎのう」なのだ。
江戸時代には中山道の宿場町として栄えた浦和。
旅人たちは近くの川や沼でとれるウナギ料理に舌鼓を打った。
現在も旧中山道周辺を中心に20軒ほどの店がひしめきあい、市民もウナギが大好きだ。
毎年、初夏に行われる「うなぎまつり」は、観光客より市民のほうが盛り上がり、
来客があるとすしではなくうな重を出前に取る家庭が多いとも聞く。
そんな浦和で、1888年創業の老舗「満寿家」ののれんをくぐった。
この店のスペシャルは、養殖ウナギのブランド「坂東太郎」だ。
5代目の矢部貢美子(くみこ)さん(48)は「利根川の天然物の味に近づけたもの。
質のよい脂がほどよく乗っています」と太鼓判を押す。
自分でエサを捕らなければならない天然ウナギは素早く動くため、身が引き締まり、脂質もさらりとしているという。
エサや育てる環境を工夫し、それに近づけたのが坂東太郎だ。
生産量が少なく、問屋が卸す店を「1つの市に1店」と決めているため、
浦和ではここでしか味わえない。
最近では坂東太郎目当ての客も増えたという。
ただ、入荷は週に1回ほど、40~50匹程度とかなりのレアものだ。
■口の中で消えていく脂
重要な味の決め手が脂。焼く前に蒸して少し落としても、焼く段階でまだ大量に滴るという。
「牛肉でいえば、普通のウナギがロース、坂東太郎は極上の霜降りですね」と矢部さん。
そんな極上の素材を、備長炭を使って焼き上げる。
「外はカリッ、中はふっくら」という食感は、炭火がもたらす魔力だ。
落ちた脂とタレが焦げた煙でいぶされると、香ばしさも増す。
ウナギのかば焼きは出るまで時間がかかる。
ビールで喉を湿らせながら待ちたい。
つまみはこの店オリジナルの「ウナギの洗い」。
弾力ある食感と淡泊な味わいがやみつきになる。
いよいような重とご対面だ。重箱のふたを開けると、湯気が勢いよく立ち上ってきた。
艶々の白米の上に鎮座した丸々1匹分の坂東太郎が、鮮やかな照りを放っている。
口に含むと、はらりと身がほどける。
脂が舌にまとわりつくが、それがいつの間にか消えていくのに心地よさすら感じる。
濃厚だがくどくない。こんな味わいに、夢中で完食した。
食べながら、ふと最近ウナギの稚魚が不漁で、価格が高騰しているというニュースが浮かんだ。
「昔からウナギは高級だったが、特別なときに食べる庶民の味でした。これからもそういう存在であってほしい」
矢部さんはそう話した。
(安岡一成/SANKEI EXPRESS)
◇
■満寿家 さいたま市浦和区岸町7の1の3。(電)048・822・1101。月曜休。昼は午前11時~午後2時45分(ラストオーダー)、夜は午後5時~8時45分(同)。坂東太郎のうな重3150円、ウナギの洗い1450円。3150円からのコースもある。
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by 安岡一成
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