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ガセ情報に振り回された一日

2010/06/30 22:09

 

先日、私のところにもやっと届きました、これ。

いよいよですね。

 

 

 

近くの選挙掲示板です。

候補は24人なのに、張り出していない人もちらほら・・・。

うしろに写っているのが私が住んでいるマンションです。

もうすぐ引っ越しますが・・・。

 

 

 

 

 

さてさて、きょうは、あるガセ情報に振り回されました。

東京選挙区のある候補者の顧問弁護士が、こんな書面を都庁記者クラブに投げ込んできたからです。

(一部をトリミングしてあります)

 

 

 

それにしても「殴り込み」とは穏やかではありません。

心の準備をして都庁クラブに向かいました。

 

しかし、待っても待っても当人はやってきません。

うちの都庁キャップが「●●来んにゃあ」と何回もつぶやいていました。

キャップは私と同じ高知県出身です。

 

最近、NHKの龍馬ドラマの効果で高知県もずいぶんメジャーになりました。

しかし、ネイティブにとっては役者にどれだけ方言指導をしていても、よその人がしゃべる土佐弁はなんかおかしいんですね・・・。

 

話しがそれましたが、はい、結局この方は現れませんでした。

まったく人騒がせですが、事務所に問い合わせると、「明日は必ず行く」とのことでした。

 

残念ながら、あしたは別の取材があるので行けません・・・。

 

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私に決めて

2010/06/26 00:34

 

産経新聞都内版では、公示前に都内の選挙情勢をリアルに紹介した企画を私が中心になってまとめました。

 

26日朝刊から参院選企画第2弾「私に決めて」を開始します。

 

 

新聞では一般に「候補者の横顔」などと題して、候補者の生い立ちや政治信条のほか、プライベートにいたるまでのことを取材した記事を、候補者がなんかしゃべっている様子を収めた写真とともに掲載します。

 

しかし、この企画にずうっとなんか違和感をもっていました。

政治家って政策本位で選ぶべきでしょ・・・?

政治家の個性なんか、政策を通じて見えてくるものでしょ・・・?

カレーが好きだとか、双子の子供がいるとか、座右の銘は「一日一善」とか、そんなん知ったこっちゃねえよ・・・!

 

という感じです。

いくら、チャゲアスが好きで、ラーメンを週に5回食べて、ウルトラセブンが好きでも、政策が「消費税を50%にします」じゃ、さすがに投票することはできないのです。

 

そんなことは政治家を選ぶのにはよけいなこと。

いくらASKAに「よけいなものなどないよね、SAY YE~~S」といわれても、「NO NO NO」です。

 

そこで、今回、私は「私に決めて」と題した企画を考えました。

肝は、候補者自身が、有権者のターゲットを明確にしたことです。

「こう感じている人こそ、私を選んでほしい」と

新聞でこういうものはこれまであまりなかったのではないでしょうか。

 

まさに決め手を語る企画なので、最初は「私に決め手」だったのですが、「誤植と思われる」との理由で「私に決めて」となりました。

 

 

 

 

候補者各位に出した依頼文書を張りつけます。

企画趣旨をくわしく説明しています。

 

 

前回紹介したとおり、原稿の回収には困難を極めましたが、

おかげさまで無事にそろいました。

候補者のみなさまには感謝申し上げます。

 

これから掲載する候補者の「ターゲット」を紹介します。

 

 

※届け出順です。

江木さおり氏(国民新党)・・・これから高齢者となるみなさま、子育て中のみなさま。

 

松田公太氏(みんなの党)・・・近ごろ日本に元気がないと思われているみなさん。

 

東海由紀子氏(自民党)・・・日本の将来に不安なみなさん。

 

山田宏氏(日本創新党)・・・日本の将来は大丈夫だろうかと不安を抱くみなさん。

 

小倉麻子氏(たちあがれ日本)・・・さまざまな困難と闘っているすべてのみなさん。

 

矢内筆勝氏(幸福実現党)・・・日本の未来に不安を持っているみなさま。

 

小池晃氏(共産党)・・・高い医療費負担や高齢者差別医療に憤っておられるみなさん。

 

海治広太郎氏(新党改革)・・・政治ってうそっぽい、政治は面白くない、政治には無関心だと思っているみなさん

 

森原秀樹氏(社民党)・・・さまざまな困難、辛さを感じている若い人たち、少数者、現場を支えているみなさま。

 

竹谷とし子氏(公明党)・・・国の財政悪化を懸念されているみなさん。

 

中川雅治氏(自民党)・・・日本はこれからどうなってしまうのか、私たちの子供や孫はこの日本で安心して暮らすことができるのだろうかと不安に思っているみなさん。

 

小川敏夫氏(民主党)・・・子供、若者の将来に期待するみなさん。

 

蓮舫氏(民主党)・・・お役所仕事に不信感をもっているみなさん。

 

以上13人分を順次、掲載していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(※参院選とはまったく関係ありません。ご注意ください)

★安岡一成氏(産経党)・・・各候補の主張の続きをごらんになりたいみなさま。続きは是非、弊紙紙面を手にとってご確認いただけたらと思います。産経新聞都内版では投票日までコンパクトながらも明快に本質をついた記事を目指します。企画第3弾もすでに用意しています。単発記事も随時、掲載していきます。投票日後には優れた評論をしていただける大学の助教も確保しています。ご期待ください。

 

 

 

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参院選きょう公示

2010/06/23 20:41

 

参院選があす24日、公示されます。

しかし、きょう我々がつくっている紙面は「きょう公示」です。

 

新聞は翌日の朝刊に届くものなので、こうなります。

 

あいかわらず疲労困憊の不肖・安岡です。

しかし、いっこうに痩せません・・・。

 

あしたからの17日間、われわれ記者もノンストップで頑張ります。

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有権者には見せられない候補者の実像

2010/06/19 01:11

 

・・・。・・・。

連日、参院選取材と原稿執筆で疲労困憊の不肖・安岡。

今日は都庁にて立候補予定者の記者会見、

朝から夕方まで5連発でした。

 

それにしてもさすが東京選挙区。ユニークな方が多かった。

基本は選挙名鑑を作成するためのデータを集めるだけなのですが、

メチャクチャ疲れたのはなんでだろう? ・・・。

その理由は、選挙が終わってからお話ししましょう。

 

東京選挙区は改選5に対し、候補者は全員で25人くらいになりそうです。

 

社で群馬県版をのぞき込むと、立候補予定者はたったの3人でした。

定数も1。

すごい楽なんだろうな、とうらやましくもあります。

京都の舞鶴支局京丹後通信部時代に京都総局がメチャクチャ忙しそうにしているのに、

私のところは何もしなくてもよかったことが思い出されます。

でも、することがないっていうのはなんか悔しかったですね。

 

だから忙しくもあるけどエキサイティングな東京選挙区の大部分を任されているのはとてもありがたいことなんですね。

 

 

前置きが長くなりましたが、本題。

選挙報道は各社似たり寄ったりです。

だいたいパターンがあって、それにそって進められることが多い。

 

たとえば公示前は各政党の戦い方などを紹介する情勢原稿。

公示日は候補者の第一声と有権者の声。

翌日からは候補者の人となりを伝える「横顔」とか「プロフィール」とか呼ばれる記事。

次は政策について賛否と理由を示してもらう政策アンケート。

投票日が近づくと、世論調査にもとづく情勢分析。

最後が投票日、明暗分かれる候補者らの姿。

 

とまあ、だいたいこれが黄金パターンなのです。

 

それで、候補者への政策アンケート、

これは候補者に執筆してもらわないと新聞に載せられない。

(あくまで建前で、多くの場合、秘書や選挙参謀が代筆をしています)

 

 

 

公職選挙法の規定で公示後はメディアは候補者をできるだけ公平に扱わなければなりません。

だから、アンケートを書いてくれない候補者、これが一番困るんです。新聞が出せなくなるからです。

 

議員も報道も、民主主義を実現するために活動している点では同じ。

議員は国民を幸せにするために法律をつくる。

メディアは国民のしる権利に答える。

目的は同じなわけです。

 

しかし、べつに新聞が選挙特集を組んでたって協力しないといけない法律はない。

だからわたしたち記者は

陣営すべてを回って頭を下げて「すみませんが、いついつまでにお願いします」と頼むわけです。

 

忙しいのは分かっていますが、こっちだって時間で動いている身。

こちらで締め切りを設定するのもなんか悪い気もするのですが、

向こう側が「わかりました」と言ったなら、それは大人と大人の約束です。

 

 

なのに、感覚で言って半数の候補予定者が期日までに回答をよこしてくれないという現実があるのです。

「私を為政者にしてください」という候補予定者がそんなことでいいのでしょうか?

人と人との約束を軽んじる人間が国民を幸せにできるんでしょうか?

 

 

新聞記者が思い上がって「ちゃんと出せや、ゴルァ!」と言っているのでは決してありません。

アンケートを回収するために、締め切り前には電話をかけて、

回答をいただいた陣営にはお礼の電話を入れて、

締め切りを守ってくれない陣営には再び電話を入れて、

ときには事務所を訪問して催促し、またお願いして・・・。

お願いする立場なりに「三顧の礼」は尽くしているつもりです。

 

今回も、締め切りを5日過ぎて、何回催促しても出してくれない陣営が2つあります。

 

400字でお願いしているのに50字しか書いてこなかったり、

賛否の理由を示してくださいと書いているのに、まったく示さなかったり、

挙げ句の果てには「時間がない。精一杯やったのでこれでやってほしい」と開き直ったり・・・。

 

「今日中にお願いします。回答いただけないと私も帰れないので」

とお願いしたのに、「出せない」と連絡もよこさずに帰ってしまったり・・・。

 

その陣営の名前を世界の中心で叫んでやりたいところですが・・・。

 

そして丁寧な文字で速やかに回答を寄せてくれた候補予定者は「この人に入れたって!」と大宣伝したいところですが、

さすがにそれはできません。

 

 

そんな陣営の方にこれだけはいいたい。

私だって東京選挙区で暮らす有権者なんですよと。

 

それ以上はいわないけど、分かりますよね?

 

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しんどい「聞き打ち」とドクター・中松氏

2010/06/17 21:53

 

こんばんは、連日取材で憔悴しきっている不肖安岡です。

 

昨日はれんほう大臣の決起集会。

 

 

われわれ記者の仕事は、登壇者がどんなあいさつをするかをできるだけ正確にメモすること。

もちろんICレコーダーで録音するのですが、いちいちイチから文字起こしをしていたのでは時間がいくらあっても足りません。

 

そこで、最近ではノートパソコンを持ち込み、「聞き打ち」する記者も多くなりました。

 

聞き打ちのために必要な技術はブラインドタッチです。

キーボードをみなくても指の動きだけで文字を打ち込む技術ですが、

なんど練習しても私にはできません・・・。

 

しかし、手書きでメモするよりは遙かに多くの情報をメモできるので、

やってみました、今回は。

 

しかし・・・、やっぱり早打ちは私には難しいうえ、

急いでいるのに打ち間違いや誤変換がなんども出てきて、そのたびひっくり返りそうになります。

しかし、そんなのにかまってたら、話しはどんどん先に進むわけです。

タイプミスがあろうが誤変換があろうが、とにかくキーボードをたたいて打つ、打つ、打つ!

 

そしてできあがったメモを読み直すと、あまりの酷さに鬱になるのです。

 

 

事業仕分けをやれ背手いただいた(事業仕分けをやらせていただいた)

 

税金の使われ過田を(税金の使われ方を)

 

れんjほおぷだけ(れんほうだけ)

 

必殺しわ家人のレンホウ産(必殺仕分け人のれんほうさん)

 

館内核(菅内閣)

 

するどいつっこみと恵寝る義(鋭いツッコミとエネルギー)

 

・・・という具合に、もう挙げていったらきりがないのですが、もういちど録音を聞きながら打ち直してメモを完成させるわけです。

 

 

こんな感じで私が四苦八苦している間、隣の女性記者は涼しい顔で、流れるようなタイピングをしていました。

 

SUGEEEEEEEEE。

 

マスコミ志望の学生諸君、これからの記者に求められる能力は、

間違いなくメモ力。

それもブラインドタッチであるということは断言できます。

 

会場で話しかけたら「マスコミに少し興味がある」と楽しく応じてくれたボランティア学生のOさん、がんばってください!

あなたの笑顔はとてもとても素敵でした!

 

 

 

さてさて今日はドクター・中松氏が幸福実現党から比例代表で出馬するとの記者会見。

代表的な肩書きを6文字でお願いしますといったら、

「史上最高学者」でいいじゃない

というので、それは「科学者」「研究者」ではダメですか?きいたら今度は

じゃあ、「国際創造学者」だな。

とおっしゃっていました。

 

うちの表記では「発明家」あたりになるかもしれません、とだけ申し上げておきました。

 

 

当選したら、決して給料は受け取らないとも語っておられ、

会見場は実にほのぼのとした空気につつまれ、殺伐とした私の心もずいぶんとなごみました。

 

 

横から見ると

なんでこんな恰好かはまたこんどにします。

選挙が2週間のびると余裕こいてたせいで、いまメチャクチャ焦っている不肖安岡です。

 

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今からそいつを殴りに行こうか

2010/06/14 23:37

 

いやなことから立ち直りたいとき、みなさんはどうしますか~?

 

食べまくったり、飲みまくったり、一人でカラオケに行ったり

ワラ人形を打ったり、呪いをかけたり…。

 

まあ、最後の2つはやったことないですが…。

 

私の場合、もう20年近くもチャゲアスの歌やヒーローソングから元気をもらっています。

 

とても機嫌が悪い本日は、私がいつも助けられているパワーソングをご紹介することで、

私もクールダウンしようと思います。

 

それにしても、本当に言葉ってすごいと思います。

リスナーの受け取り方次第でこんなに大きな力になる。

かつて、朝日新聞が大チョンボをしたあとにテレビでガンガンした

「それでも私たちは言葉の力を信じている」(うろ覚え)

とかいうコピーは、それはそれで正しいと思います。

 

 

 

 

それではまず、チャゲアスから。

1位「YAH YAH YAH」

「傷つけられたら牙をむけ 自分をなくさぬために」

「生きることは悲しいかい 信じる言葉はないかい」

 わずかな力が沈まぬ限り 涙はいつも振り切れる」

「今から一緒に これから一緒に殴りに行こうか」

 

いわずと知れたカラオケの盛り上げソングですが、実は結構難しい。

サビの高音を顔に青筋立てながら歌えば最高の快感を味わえます。キーは原曲で。

歌詞はだれかを応援する内容ですが、歌いながら自分が励まされています。

 

 

2位「PRIDE」

「伝えられないことばかりが 悲しみの顔で駆け抜けてく 

 心の鍵を壊されても なくせないものがある プライド」

 

チャゲアス不動の人気ナンバー1の曲です。

最近ではテレビでカラオケで歌う芸人もちらほらいますね。

 

 

3位「not at all」

「いいさ 描いた絵を何度でも直す手を 僕は持とう」

「そこに立って その時 分かることばかりさ 

 今の僕には ない答えなんだろう 何かだろう」

 

ダメな自分を否定したくない、それでも前に進みたい…

って気持ちを的確に代弁してくれます。

あまり知られてない曲ですが。

 

 

4位「太陽と埃の中で」

「追いかけて 追いかけても つかめないものばかりさ 

 愛して 愛しても 近づくほど見えない」

 

初めて聞いたときはなんと後ろ向きな歌詞を

なんと明るい曲に乗せて歌うんだろうと思っていました。

もちろん今では「それでも何かを探し続けている」という意味が込められていることを知っています。

ちなみにこの曲のサビは「ド」「レ」「ミ」の3音だけで構成されています。

 

 

5位「けれど空は青」

「長い嵐の夜が お前の胸の中にある 

 もしも涙でまぶた閉じても けれど空は 空は青」

 

ASKAが友人のために書いたというこの曲、大人になるまで意味があんまりわかりませんでした。

たしかに長い嵐の夜が私の胸にありますが、

ASKAさんが「でも空は青なんだよ」って力いっぱい語りかけてくれるようで、いつも救われるのです。

 

 

 

次はヒーローソング!

1位「誰かが君を愛してる」(仮面ライダーブラックRX

「胸は傷つき膝は折れ はるかな夢を悔やむとき

 振り向かないで 顔上げて 明日の道を見ればいい」

「誰かが君を愛してる 誰かが君を信じてる 

 誰かが君を求めてる どこかで どこかで」

「誰かが君を愛してる 誰かが君を探してる 

 誰かが君を見つめてる いつでも いつでも」

 

 

2位「超電子バイオマン」(同)

「苦しいときは今だと 不思議な力が湧きあがる

 孤独の雨に打たれても 瞳は明日を見てるのさ」

 

宮内タカユキ氏の声は非常に味があり、みるみる元気が出るんです、いや本当に。

 

 

3位「青空になる」(仮面ライダークウガ)

「目を開けても つぶっても 同じ景色は過ぎてゆくけど 

 今見てなくちゃ気付けない」

「走ってみても 歩いても 同じ場所にはたどり着くけど 

 走りださなくちゃ変わらない」

 

ドラマはどこか説教臭さも感じた「クウガ」ですが、この曲を聴くと

主人公の五代雄介ことオダギリジョーから笑顔で諭されているような気がします。 

 

 

 

以上、あ~スッキリしました。

参院選の公示直前なのに、明日から出馬表明ラッシュです。原稿も追い込みです。

移動中のiPodはこれらパワーソングのヘビーローテーションになりそう。

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南隊員が教えてくれたこと②=おわり

2010/06/13 03:10

 

南隊員が主役になるエピソードをもう一つだけ紹介して、

星になった池田さんに捧げたいと思います。

 

「ふるさと地球を去る」

建築中のマンションからコンクリートだけがものすごいスピードで宇宙に飛んでいくという奇怪な現象が発生。

MATの調査で、コンクリートは銀河系第三惑星のザゴラス星の引力で引っ張られていたことが判明、コンクリートに含まれる砂利は長野県あいの村産でした。

 

あいの村にマットジャイロで調査に飛んだ南隊員と郷隊員。

郷「あいの村です。人口が200名足らずと言っていました」

南「小さい村だね。俺の故郷によく似ているよ」

郷「長野でしたよね、南さんのクニ。腕白だったんでしょうね」

南「とんでもない。ガキ大将からは泣かされっぱなし。先生からは怒られっぱなし。『じゃみっ子、じゃみっ子』って、散々だったよ」

郷「じゃみっ子? なんのことですか」

南「蚕を知っているだろう」

郷「繭を作る、さなぎの?」

南「中には、繭を作らないさなぎもいるんだ。親から糸を吐くことを教えられなかった。誰からもかまわれない子供を、そう呼んで蔑むんだ。じゃみっ子…」

《場面が変わって》

南「誰とも、一度も戦ったことがなかったんだ」

郷「マットガンの名手、南さんからは想像もつかない話ですね」

南「ある日、村にクマが出てな。猟師のうちから猟銃を持ち出して、対決したことがあるんだ」

郷「なんでそんな無茶を」

南「俺が正真正銘の弱虫だったからさ。無茶ってものはね、逃げ場がないくらいいじめられ、追い込まれたものにしかできないんだ。逃げ場があるうちは、逃げ回れるからね」

郷「クマは射止めたんですか」

南「さすがに面と向かったら腰が抜けてしまってね。クマは猟師が射止めてくれた。だが、それで自信がついたんだ。やろうと思えば、クマとでもやれるという自信がな。それからいじめっ子たちも一目置くようになったよ、ハハハ」

 

ほんとに子供番組…?っていうぐらい深くありませんか?

てゆうか、これくらい深い内容が込められているのが日本のヒーロー番組なのです。

仮面ライダーV3を演じた宮内洋氏が述べてます。

「ヒーロー番組は、教育番組なんだ」と。

表面上のカッコよさだけを追求したとき、このジャンルは崩壊すると思います。

 

 

話を戻して。

あいの村の地盤は1万年前にザゴラス星から飛来した直径3キロの隕石の上にありました。

その隕石に含まれる放射性物質が、ザゴラス星の引力に引かれており、村には地震が頻発。

そして、隕石に含まれていた微生物が突然変異し、怪獣ザゴラスになります。

村全域に退避命令が出て、誘導するMAT

混乱に乗じて六助はMATの前線基地からマットガンを盗み出し、逃げようとするいじめっ子たちと教師と対峙します。

「俺は逃げたりしないぜ。怪獣と戦うんだ。みんなついてこないなら、俺一人でもやるぜ」。

生徒たちから「じゃみっ子がマットガンを」と聞かされた南と郷は、六助を追います。

 

郷「こっちへよこすんだ。マットガンでなにをするつもりだ」

六助「怪獣と戦うんだ」

郷「お母さんが心配するぞ」

六助「母ちゃんは出稼ぎに行って村にはいない」

郷「お父さんは」

六助「父ちゃんは死んじゃった」

南「君は一人っきりなのか。それで…じゃみっ子か」

《マットガンを南に向ける六助》

南「弱虫だね…、君も。」

《視線をそらし、うなだれる六助》

南「友達からいじめられても、喧嘩なんか怖くてやったことがない。先生からは一度も褒められたことがなく、叱られてばかり」

《たたみかける南に、無言で涙を流す六助》

南「郷、この子に戦わせてやってくれないか。たぶん、生まれて初めて何かと戦おうとしてるんだ」

《そこに怪獣出現》

南「さあ、撃つんだ。撃て」

《そのうち村は宇宙に飛んでいき、郷はウルトラマンに変身、一件落着。六助の顔を両手で包み》

南「よく戦ったな。よくやった」

郷「ふるさとを失ってさみしくないかい」

六助「さみしくなんかありません」

南「ふるさとはなくしても、ふるさとで戦った思い出だけは一生忘れないよ。どこの地に移り住んでも、くじけそうになったら思い出すんだ。僕は昔、故郷で怪獣と戦ったことがあるんだってな」

 

 

《本来ならここでハッピーエンドになるはずが…。六助はマットガンに頬ずりするばかり》

 

六助「また起こらないかな」

《青ざめる南と郷》

六助「今度はもっと撃ちまくってやる」

《空に向かってマットガンを撃ちまくる六助。言葉を失う南と郷》

南「もうよせ」

《不服そうな六助。南とにらみあう》

南「もういいだろう」

 

こう言って険しい顔を緩ませると、六助は救われたような表情を浮かべるのでした。

 

 

幼いころの自分の姿と重なる子供に自信をつけさせてやりたいとの一心で、マットガンで怪獣と対決することを許した南隊員。

結果によっては責任も重大になってくる。それでも子供にチャレンジさせた。

なんと温かい心の持ち主なのでしょう。

 

しかし、そんな南隊員の思いとは裏腹に、

六助は間違った方向に自信をつけ、力を行使することに快感を覚えてしまった。

 

弱い心の持ち主にありがちな行動です。

虐待された人が自分の子供を虐待してしまう。

 

会社でも新人時代にいじめられると、職位が上がり部下を持ったときにまったく同じ行動に出てしまう。

そして部下から反発され、さらに互いに傷つけあう。

 

前向きなことは何も生み出さない愚かな行為です。

マイナスの感情は自分で決着しなければ、どこまでも連鎖してしまいます。

 

南隊員は怒りをみせることなく笑顔で六助を改心させました。

裏切られても人を許し、その人を苦しみから解放させてやること。

とても難しくてなかなかできないことだけど、とても大切なことなんですね。

これも南隊員、池田さんがその笑顔で教えてくれました。

 

合掌。

 

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南隊員が教えてくれたこと①

2010/06/13 02:00

 

亡くなった池田駿介氏が演じた南猛隊員の人柄が表れているエピソードを2つ紹介します。

 

まず1つ目が2話の「タッコング大逆襲」(脚本 上原正三氏)。

深海に逃げ込んだタッコングの捜索に潜水艦で出動した南と郷。

怪獣タッコングを発見した郷は自分の力を過信し、MATの作戦を破り、

南の制止をふりきって魚雷を発射するが、タッコングに逃げられてしまいます。

 

郷「南隊員、見つけ次第やっつけちゃいましょうよ

南「作戦はあくまでも忠実に守るんだ。俺たちだけでやって失敗したらどうするんだ

郷「出やがったな」(魚雷の発射レバーに手をかける)

南「まだ撃つな。(潜水艦)2号を待って攻撃開始だ」

郷「怪獣の1匹や2匹なんですか」(魚雷を発射)

南「郷、なにをする」(タッコングに弾き飛ばされた潜水艦。南隊員は気絶)

郷「南隊員、しっかりしてください。よし、こうなったらウルトラマンになってやる」

 

しかし、変身はかなわず。変身できるのは人間体で精いっぱいやってからというシバリがあるのです。

 

MAT本部で追及を受ける2人。南は頭と右腕をひどく負傷しています。

岸田「どうして俺たちが到着するのを待てなかったんだ。

勝手に攻撃してそのうえ逃がすなんてなってないぞ

南「すまん」

岸田「すまんで済む問題じゃないと思うな」

丘「南隊員は負傷しているのよ

岸田「しかし、責任は責任だ。怪獣は手負いのまま逃げた。今度現れたらものすごいことになるぞ」

郷「すみません

 

(写真は自宅のテレビを撮影したものです)

南「1号の艇長は俺だ。

  俺が撃てと言ったから郷が撃ったんだ。

  責任はすべて俺にある」

郷「そんな~

 

南「おまえは黙ってろ。

  隊長、すべて私のミスです。

  処分は、私だけに」

 

ここで隊長は「そうはいかん」と2人の会話の録音を再生し、郷にクビを言い渡します。ここにきて南隊員はまだ郷をかばって隊長に食い下がります。

南「隊長、郷は初めての出撃で気が動転していたんです。

誰にでもあるミスじゃないですか

しかし、隊長には「郷のとった行動はミスではない。身勝手な思い上がりだ」と反論され、「帰ります」と逃げ出す郷。

南はまだ食い下がるのです!SUGEEEEE

南「郷!」 隊長「ほっとけ」 

南「でも隊長!」

 

上司にしたい芸能人、私はビートたけしよりも所ジョージよりも

断 然 南隊員です。

 

こんな美しい上下関係があることも南隊員こと池田さんが教えてくれました。

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星になった南隊員

2010/06/12 22:59

 

俳優の池田駿介氏が11日、亡くなりました。

石ノ森章太郎作品「キカイダー01」の主人公として有名ですが、

私には「帰ってきたウルトラマン」の怪獣攻撃隊MATの南猛隊員として深く心に残っています。

 

Wikipediaの記述を引用すると、

MAT日本支部の副隊長格で、柔道の実力にも優れたマットガンの名手。

ヘルメットの番号は「2」。

心優しい性格の持ち主でチームワークを大切にし、MAT入隊当初の郷の面倒をよく見ていた。

自分の独断で物事を判断せず、他の隊員の意見をバランスよく聞こうとしていた。

少年時代にはいじめられっ子だったらしく、いじめられている子供を見ると我慢できない。

設定ではオリンピックの射撃競技の金メダリストでもある。

 

帰ってきたウルトラマンをテレビで初めて見たのは、小学生のとき。

このときはウルトラマンの戦闘シーンばかりみてて、

はっきり言ってMATの攻撃は前座に過ぎなかったのですが、

大人になって見返すたび、

ウルトラマンという作品の主人公は、実は人間

なんだということに気付かされます。

 

ウルトラセブンの最終回でウルトラ警備隊のキリヤマ隊長が

「地球は人類、自らの手で守り抜かなければならない」

と絶叫し、苦戦するセブンの援護に出撃しますが、

このセリフの真の意味を理解したのも大人になってからでした。

 

ウィキペディアにもあるように、南隊員は副隊長格。

隊長の補佐をし、隊員の兄貴分でもある立場です。

 

部下の失敗は自分の責任。

上司の命令ミスでケガをしても決して責めない。

 

みんなの意見を聞いてバランスよく判断する。

なにより、温かい心の持ち主。

 

 

 

そんな南隊員を演じた池田氏の訃報を知ったのは、今日の正午ごろ、氏の名をグーグルで検索したのがきっかけでした。

 

このブログのネタとして、先週BSで放映された「帰ってきたウルトラマン」のエピソード

「ふるさと地球を去る」に出てくる南隊員のセリフや優しさを紹介したかったからなのです。

昔のヒーロー番組にはこんなに教訓がちりばめられているんだ、

ということを伝えたかった。

 

あと数日はやく書いておけば、ひょっとしたら読んでくれたかもしれない。

そんな後悔の念に駆られながら、これから家に帰って続きを書きます。

 

南隊員、ありがとう、ありがとう。

池田さん、心の底から感謝しています。

あなたが南隊員を演じてくれて本当によかった。

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御礼1万アクセス

2010/06/12 01:27

 

11日午後7時ごろ、おかげさまを持ちまして、

拙ブログは累計1万アクセスに到達いたしました。

開設から1週間、佐々木さんや阿比留さんには到底およばないものの、

足跡を刻んでいけてるのかなという満足感があります。

背伸びをしたら、足跡は残せません。

あせらずにゆっくりと、自信を持って振り返れる一歩を重ねていきたいと思います。

 

最近では、社内外の人から「ブログ読んだよ」と声をかけてもらえ、こそばゆい感覚です。

 

とくに取材先の人からそう言われ、こちらもその人のブログを読んでいってたりすると、

初対面なのにお互いが初対面じゃないような…。

 

やはり選挙の話を書いたらアクセスがぐっと伸びてます。

残念ながら、ヒーローやチャゲアスの話のときには伸び悩みます。

う・・・・ん、複雑でつ。

 

 

 

さて、きょうは自民の東海由紀子氏陣営、国民新の江木さおり氏ご本人を取材した後、

品川である社団法人の方々と意見交換。

参院選の投票日が結局7月11日に戻ったのに、

未処理の取材メモも山積しているし、明日は高校野球の仕事が入り、メモ起こしの時間もとれないのですが、

疲れがたまっているのでもう寝ます。

 

昼間はだんだん暑くなってきましたね。

昨年の冬、しおどめで撮ったイルミネーションの写真です。

みなさまに一服の清涼剤となりますように。

 

 

 

 

 

 

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